こういう路面での乗り心地についてうまくできているクルマは少ない

当然の話で、地域的にも、時期的にも、ほとんどニッチです。現代日本社会では、既にその生涯を通じてアスファルト舗装路以外を走ることがないというクルマが多数という状況だと思いますし。フランスの小型車は、都市の旧市街地なんかだと、石を敷き詰めたような路面を走ることも多々あって、この程度の積雪路がつくるような起伏(高さにしても、周期にしても良く似ている)が想定範囲にあるのじゃないか?と想像しますが、日本車は、ないんだろうなぁとか。今、店頭にならんでるカー・グラフィック誌で、クラウンの開発者が、微細な起伏をうまくいなすという面でクラウンもゴルフ7並に持って行きたい(つまり、今の時点では劣っている)と言ってましたが、うーん、そんなものなのかと思いました。クラウンが欲しいとおもったことは無いけれど、でも、地面の起伏が乗員に不快感を与えないという意味では、世界でかなうものがないクルマがクラウンなのだと思ってた(それは、たとえばレクサス各車なんかは、グローバルマーケットを見据えて、MBやBMWのような乗り味にしつけてあるので、クラウンよりは安楽じゃないという意味も含め)ので、かなり驚いています。何も路面のインフォメーションがないのはイヤだけど、別に、細かい凹凸をそのまま味わいたいわけじゃありませんしね。それと、こうした路面をサスペンションがうまくいなすことができないというのは、走行安定性にも影響することであって、雪国に住む身としては結構重要だったり。