本格的な雪道なんて、年末にならなきゃありえないでしょ

なんだかんだで、先月タイヤを履き替える羽目になった積雪から一ヶ月になるのだけれど、当然、こんな時期に雪が続くわけはなくて、まだまだドライ路面でスタッドレスタイヤをすり減らす日々であります。
ただ、この時期に積雪すると、いわゆる雪道とはまたコンディションが違って、おもしろい(不謹慎ながら)んだよねぇ。
先週末がまさにそうでした。前日から降った雪は、路面温度や気温がまだ高いせいもあって、シャーベット状(一部は凍結してバリバリいうところもあるけれど、全般的には)。これが、微細な起伏を持ちながら妙に走行抵抗の高い、でも、トラクションは弱い、横方向にもグリップしない、とはいえ、アイスバーンのように、滑り出したら止まらないのではなく、むしろ、滑りに対しても抵抗は強い、という路面ができます。
まず、抵抗が強いので、エンジンを回してあげないと走りません。燃費悪くなりますけど、普段はのんべんだらりと流す場面で、タコメーターをチラ見しながら、回転高めでシフトを上げていくって感じ。スポーツ走行って程じゃないですが、少しは、意識的な運転をするってことですね。これにうまく答えてくれると、自分の車がさらに好きになります。さらに、曲がろうとする場面なんてものは、トルクをかけ過ぎると前輪が横方向のグリップを失ってどんどん外にふくらんで行きます。かといって、慌ててアクセルペダルを戻すと、とたんにリアが滑り出します。いやー、FF車だなぁ。でも、滑り出したとは言っても、氷結路面とは違って、滑りの抵抗が大きいので、程なく収束しますから、むしろ、意識的にこれをやって走ったりというのが、気楽にできます。楽しい。