せっかくですから愛宕神社に参拝です。


仙台の愛宕神社は、仙台総鎮守。神社近くの橋が愛宕橋なんて呼ばれたりしてますが、神社自体は急な坂を上った山の上。こうしたロケーションや藩主の信仰厚く城下の防火を担うなんてあたりは、東京は港区にある愛宕神社と似ているかも知れませんが、ここはもともと米沢にあった神社で、つまり伊達家所領の移動とともに岩出山を経て仙台に移ったものです。戦国時代、愛宕大権現は勝軍地蔵ということで、武将からずいぶん拝まれていたようですが、ちなみに、私の実家のそばの愛宕さんにおける津軽家からの扱いも似たようなもの。

さて、前にも書いたんですが、愛宕さんは辰年巳年の守り神。建前上は普賢菩薩が守り本尊で、神仏分離以前はここにも普賢菩薩をまつった寺があったと言ってますが、菩薩がほかの場所に移されても、仙台ではケデガミ様などと呼ぶ守り神としてのお参り先はこの愛宕神社のままなのです。ちなみに、東京の愛宕山もそうで、今あそこに普賢菩薩はないはずですが(嘗てあったような話は書いてあったけど)今も、辰年巳年のお守りとか売ってます。

せっかくだから、お守りを買いました。お守りの袋が龍と蛇の模様になってるやつがあったので、それを。何しろ私辰年なもので。でも、金運とかそういうお守りなんだよね。守護されるみたいなイメージと微妙に合わないんですが、あんまり言うと罰が当たりそうなのでやめておきます。
それにしても、仕事でしょっちゅう訪れる私だけじゃなく、息子の受験関係では2年ほど前に妻もよく仙台に来てた筈なんですが、市内を見歩きながら、仙台はいつの間にこんな大都会になったのだ、というような感想を漏らしていたのが印象的。いつの間にと言われれば、まあ、最近ですねとしか言いようがないわけですが、妻曰く、「なんか、一人勝ちしちゃっててイヤ。」だそうで。