というより、ゴールデンウィークだから

もうすこし遠出することにしました。
とりあえずは、旧南郷村方面へ。三稜荘にて鶏塩そばが食べられるかと思いましたが、やってないとのこと。ざるだけ食べて我慢です。近傍には、島守地区とかあるので、発電所跡地が見られるかなと思いましたが、何も下調べをせずにきてもだめっすね。とりあえず、世増ダムとかを見ながら八戸方面へ。八戸市では、櫛引八幡宮を参拝。初めてです。南部一の宮とあるのですが、一の宮二の宮という序列は、国毎かと思いますので、南部というくくりは、へえ、そういうのもあるんだぁ、という感じ。でも、これが、鄙には希なる壮大な社ですので、まあ、八戸市においでの際は一度ご参拝ください。
ここには、国宝の鎧なんかが保管されています。有料ですけれど、見てきました。赤糸縅鎧ってなことで、なかなかすごいものです。
さらに、下田のイオンモールに寄ろうと思ったところ、駐車場への入場待ちの車列が長いので恐れをなして逃げまして、最後に、気比神社へ。
気比神社は、保食神がまつられていると思いきや、そこはスルーで、仲哀天皇が主神でありました。まあ、敦賀気比神宮だって仲哀天皇は主神の一つですので、おかしくはありません。ただ、下田の気比神社の一番のポイントは、馬を守る神であって、いわゆる蒼前様の総元締めがここの神社ということのようです。
でもね、気比が馬の神様ってのは、保食神の頭部から牛馬が生じたということから、馬頭観音との習合めいた受け取られ方があって、つまり保食神をまつっているという建前があればこそ、馬の神になる言われもあると思うんですが……とはいえ、参道の途中には、それこそ蒼前様の祠もあったりとか。まあ、そういうことです。
南部の殿様ということになると、まさに、鎌倉以降という話になるわけで(ああ、六ヶ所村の某伝説だと、生喰が六ヶ所の産になっちゃう件があって、そうだともっと古くからという話になりますが、それはそれ。ちゃんとあの馬の産地は別にあるし)この神社も、そういう頃合いからの由緒を有する神社です。向かいの酒屋、村杉酒店で「気比の里」なる酒を購入して帰宅しました。もちろん、その酒屋で作ってるわけじゃなくて、おいらせ町といえば、桃川酒造です。はい。