近場で平泉方面へ

と、思ったものの、ゴールデンウィークで結構混雑してたり。
4日は中尊寺毛越寺達谷窟を巡って一関に泊まり。達谷窟はなかなかですよ。

にしても、雨の中の高速は結構大変。フロントグラスはコーティングしてるので、それなりに雨滴は飛ぶものの、雨が激しくなると、前方が見えにくくなるのは否めない。
まあ、昼までには何とかやんできましたけどね。
で、宿の一関につくと、晩御飯は世嬉の一で。

造り酒屋と思いきや、地ビールですよ。
インディアン・ペール・エールで結構できあがり。
おみやげ売り場もばっちり。濁り酒に目のない私ですが、「弁慶のどぶ」なんて名前ですっかりその気になったりとか。
で。
一関に来たのは、単に平泉に近いってだけじゃなくて。
えーと。
オーディオ好きなら知っている、ジャズ喫茶「ベイシー」を訪問するためだったりします。

ゴールデンウィーク真っ最中なのに、観光客とか来ないの?とも思ったりはしますが、入ったらがら空きだったので、これ幸いとJBLのスピーカーの真ん前に。
ですが。
評判ほどの音とは思えないのです。なんというか、音量がピークになるところで、ピアノの高音とか、歪んでいる気がするのでした。
こういってはアレですが、私もキャリアの長いオーディオ好きの端くれ、それなりに経験は豊富です。その経験の中で、一般的に、オーディオの有り様として、大きく分けて3つ有ると認識しています。
一つは、まさにメディアに記録される音声がどうで有るかについて確認するためのモニターの場所、次は、映画館のような、大音量が認められる形で広いダイナミックレンジで再生される場所、最後が、個人のリスニングルームです。
ベイシーのような店は2つめと3つめのどちらに有るべきか、それは店のあり方を考える中で悩むべきポイントかと思いますが、ライブもあり得るベイシーは前者、言ってみれば映画館と同様の場所(絶対的な音量は違いますが……でも、個人の自宅では、生の楽器の音より小さい音しか出せないのが現実です)と考えます。ベイシーで再生されているLP(という言葉の意味が分かる人にしかこの話を伝えるつもりはありません)は、たとえばピアノトリオであれば、店内に置いているピアノを現に鳴らしたのと遜色ない音量がでるレベルで再生されているのだと感じましたが、そのレベルで再生するための、オーディオセットとしてのゲイン設定において、どんなソースが再生されるにしても、まあ、溝にはまったゴミや盤面の傷の音は別にして、クリップしたような歪み感を感じさせてはだめだと思うのです。録音スタジオなら、ああいう鳴らし方はしないだろうな、というのが正直なところです。いや、ボクは録音スタジオの経験は実は無くて、ビデオ関係しか知らないので、本当は偉そうなことは言えないのですがね。でも、なんか、アレ?という感じだったので。
さて、Peugeot206XSは、明日も走ります。骨寺村とかね。